趣味にお金を使うのを辞めた。

人を応援するためにお金を使ったところで自分のもとには1円も帰ってこないことに気づいてしまった。

私が好きなのは応援ではなくわくわくするコンテンツをみることだ。それとこれとは話が違う。

コンスタントにお金を出すことによってコンテンツが続くのはそりゃそうなのだが、そのまえに自分の生活が終わってしまったら意味がない。

 

 

 

 


最近自分のご褒美になっているもの。

 


・たばこ

アイコスイルマという、ケースのない一番安価なものを買った。割引はいって3000円くらい。たばこ自体は1箱20本入り550円くらいなので、普通の紙たばこと変わらない。

今までは紙たばこをたまーーーーーーーに吸うくらいだったのが、家事の合間に1日2~3本は吸うようになった。気分転換になっていいし、紙タバコと違って匂いがつかないのがいい。おいしさは紙に軍配が上がるが。

別に吸わなくても生きていけるくらいの人間なので、減らせと言われたら減らせる。1日2~3本ってすでにかなり少ないほうだと思うが。

 

 

 

・ガスト

ガストのミニパフェとドリンクバーで550円。パフェがキモで、甘味がついてくることによって満足度がかなり違う。ドリンクバーも種類が多いのでしょっぱいものが欲しくなった時以外はなんでもカバーできる。ありがたい。
パフェってたまにたべたくなるのだが、こればかりは家で作るより外で食べたほうが美味しい。企業努力のたまもの。ありがとう。
だいたいこれを14時くらいのガラガラなときに頼んで、ノートとスケジュール帳を開いてひたすら思い浮かんだことを書きつづったり、スケジュール調整したり、やらなきゃいけない家事やもろもろをメモしたり、本を読んで琴線に触れた言葉を書き留めている。この時間が一番楽しい。

 

 


・図書館

払っている税金のもとをとってやるという気概で使っている。流石に学生に交じって勉強したり、、まではいかないが、蔵書をかたっぱしから読む勢いで借りては読み漁っている。インターネットでは他図書館からの取り寄せもできるので、しまくっている。これが0円。ありがとう日本。政治には不満もあるが、この制度は本当になくなってほしくない。何より本というのは人生のヒントになる。先人たちが書き留めてくれたものたちを、時代を超えても得られるというのは大きな財産だ。それが自分が求めている情報ではなくても、自分の意見と相反したものでも、違った考え方に触れられるのは自分の考えをさらに深めたりできるので大事なことだ。

 

 

 

・シール、文房具

そこまで本腰いれて集めているわけではないが、かわいいものを見つけたら手に取ってしまう。今では100均でも取り揃えてあるので、ああいうのは宝庫。

学生のころ、600円のシャーペンや300円の付箋ですら買うのをためらっていた。消耗品である文房具を買うのが好きではなかった。まず自分のために消耗品を買うのに抵抗があった。ましてやシャーペンともなると、もしかしたら使い心地が悪くて使わなくなるかもしれないと思った。親の金をそうやって無駄遣いするのが怖かった。でもほしいとも言えなかった。親に言っても「そんなもの買わなくても勉強できる」と言われると思ったからだ。

大人になった今ならわかるが、勉強がやりやすくなる道具があるならどんどん使っていくべきだ。買った後合わなかったらそれはそれで手放し方を考えればいいし、それもまた社会勉強になる。

親は「塾なんかいかなくても予習復習すれば十分」という人だった。確かに中学受験するわけでもないし高校大学も頭のいいとこに行くわけでもなかったので必要がないのもわかるが、人間、自分で予習復習が簡単にできれば塾は存在していないのだと思う。お金を出して人と一緒に人が見ているところで学校以外でも勉強するというのはかなり意味のあることだと考える。

同じく文房具も、親は最低限でいいという人だった。お金がなかったといえばそれまでだと思うが、必要なところには投資しようとはおもわなかったのか。

…親への批判になってしまった。とにかく、そういう子供の時の想いが今まわりまわってこんな形に表れている。

 


クルトガシャーペンを初めて買ったが、本当に子供の時に買えばよかったと思った。とても書きやすい。

文房具にもわくわくするが、子供のころの自分を救済するという意味でも、かなり楽しい趣味になっている。

 

 

 

 

 

 

 


人生は続く。

子供が生まれて大きくなって旅立った後、自分に残るものはなんだろう?と最近考える。

今までは趣味にお金をつぎ込んで今楽しければいいという感情で生きていたけど、これから先を考えたら、心を少しでも豊かにすること、ゆがみを減らしていくこと、子供の時の泣いている自分を少しでも救済すること、それが大事なんじゃないかと思う。

 


まだ27歳。もう少し大人になりたい。